●よかったよかった
ひさびさのブログになります。
今月は旅が多くお休みを沢山いただいております。
旅は変化をもたらすもの。
ぼんやりとした気持ちではじめた当店ですが、なんとなく私のやりたいことがわかってきました。最初はmovabletypeをいじってみたいとか、ネットショップを作ってみたいとか、ショップ運営の勉強、、という気持ちもあった当店運営です。もちろんこれらのことは実際やってみて初めてわかることが多く、とても勉強になりましたし、始めてよかったなあと思っています。
いちばんやりたいことは、創造する人を応援することなのだと、多くの方と出会い話して確信することができました。
縄文土器の発明が、素材を精製し、エネルギーをコントロールし、今日の複雑な産業につながっているだろう長い道のり。今の豊かさは誰かの感性がもたらしたひらめきと創造の努力の積み重ね。本能のような創造の偉大さに畏怖を覚えるし、受け継ぐ人を尊敬します。
量産ものになれてしまったり、効率化の進んだ産業システムに組み込まれると、自分のわずかなひらめきや創造なんて、ゴミかチリのように感じていました。実際、かつてアーティストを目指していた音楽産業界では、私の創造物なんて、商品を構成するパーツに過ぎなかったし、パーツだからこそ人格権など存在せず切り刻まれ改ざんされ挙句の果てに創造者の名前がだれかと入れ替わってしまうといった有様でした。国内の産業が廃れ中国産の粗悪で安いものにあふれた街で、砂をかむような気持ちで歩いていた私に潤いを注いでくれたのは、作家さんの作品でした。
「こんな時代に、まだ挑戦している人がいる」
しかも、こんなに若い人たちが、社会に流されず、ひたすら自分のやるべきことを追求している。
そして、純粋な気持ちで生み出された作品たちはとても美しい。
そのとき、作家さんと作品にかかわっていきたいとぼんやりと思ったのです。
飯野さんの絵画をみたとき、とてもハッとしました。そのとき彼女は二束三文で自らの作品を販売していました。それ以上の価値があると思った私は当店でのお取り扱いをあつかましくもお願いしました。飯野さんは現在もご自身で作品を販売されていますが、価格は二束三文ではなく、それなりのものとなっています。当店が正しい評価のお手伝いができたのなら、よかったよかった。
石岡さんの作品は大人気で入手困難になってきています。今年の益子の陶器市では、当店を見て石岡さんのところへ器をお求めになるお客様が沢山いらっしゃったそうです。当店が多少のプロモーションとしてお力添えできたのならば、よかったよかった。
ものすごいひらめきと創造はすべての人が持つものではないけど、ちょっとしたアイデアと工夫なら誰でもできるし、それがある毎日は楽しい。ってことをずっと思い続けていたいですね。
単なる器屋とか雑貨屋とか、お金儲けの商人魂とかではなく、本質的な気づきと喜びに出会うきっかけになるような存在になっていきたいです。20年くらいかかるとおもいますけど。
旅で、多くの素敵な作家さんに出会い・再開し、ちょっと興奮しています。皆様にも愛していただけるよう少しづつですがご紹介してまいります。
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