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2008年05月06日

●金澤21世紀美術館

本日までお休みをいただいておりました。その間にご注文、お問い合わせくださり、ありがとうございます。
順次ご連絡しております。


さて、お休みの間ですが、私は
金澤21世紀美術館に行ってまいりました。ようやく。。
すごい人気です。

ジュエリーや時計のブランド、カルティエが持っているカルティエ現代美術館のパーマネントコレクションになっているロン・ミュエック展はチケット購入の列が長くて断念。パリの有名どころ美術館もびっくりするような列でした。


かわりに、隣の建物にあったこちらを見てまいりました。

その隣にはクラフト館があって、「クラフトをまず見るべき」と頭で判断していたのですが、体は能の方に。
美しい方を本能的に選んでしまったようです。


3階では「高砂」の演目をビデオ上映していました。はずかしながら、高砂を見るのは初めて。
肥後の国の神主が、高砂の松の精を追いかけて小船に乗って住吉に向かうところから見たのですが、
謡いの描く情景が、あまりにも美しく、涙が出ました。能はシンプルで、台詞も動作もゆっくりだし、舞台装置も何もないのですが、想像力がかきたてられるというか、ある瞬間から場面が幻影のように見えてくるのです。


オペラには舞がないし、バレエには台詞がないし、ミュージカルのような大衆的なものではないし、総合芸術としての能は、西洋には比べるものがありません。音楽もドビュッシーの管弦楽曲の描写に負けていない。


2階には能装束や小物など、お値段のつけようがない美しいものの展示がありました。茶器の展示もあって、
能と同じくわびさびを楽しむお茶文化なのに、たしなみがない私は、ひとつ踏み込んで理解できないふがいなさを感じました。よさそうな先生を探しているのですけど。。。


伝統のある美しいものを見た後、クラフトを見ると、「価値のあるもの」と「趣味レベルのもの」の違いが歴然として見えました。陶器市やクラフト展が続くと「手仕事=えらいこと」に流されてしまいそうになるのですが、なんでもいいわけではない。


芸術にふれて目がリフレッシュされました。たまには必要ですね。

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